現代の日本社会でアーティストとして生きる理由 -連載・コラム:CINRA.NET

メモ(以前TW上で田中功起の射程は私の当初予想より広いのではないかことについての注釈として。):
http://www.cinra.net/column/motannual2012.php?page=5

田中:ある考え方の下で規範化された場では、それを受け入れるから平穏に生きていける現実もあります。制度も慣習も、もともとこの世界を便宜的に区切って円滑に社会が営まれるように生まれたものですからね。でも、アーティストはその慣習から離れた場所にも可能性を求め、異なる立場から別の考え方を提唱することができると思うんです。ただ今回の作品は、美術館やその制度と安易に敵対するわけではなく、いわば共犯することで可能性を探りたいと。『踊る大捜査線』で言えば、室井(システム内部の変革)と青島(現場の変革)みたいな(笑)。そしてここで試されていることは、アートに限らずどの分野にも通じることかもしれません。アートの世界で変革ができないなら、社会全体も変えられないだろうというのが僕の今の考えです。

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です